2014年4月11日

歯が痛くなる前に予防歯科

予防歯科

歯が痛くなってから治療に来る方がいますが、その多くはむし歯がかなり進行しているため、歯を大きく削らなければなりません。そうなる前に、予防歯科で定期的にメンテナンスをすれば痛い思いをせずにすみます。

当院は、メンテナンスに力を入れた予防歯科に取り組んでいます。メンテナンスでは、歯磨き指導や歯のクリーニングなど、一人ひとりの患者さまに合わせた予防的な処置を行うことで、むし歯や歯周病になりにくい環境を整えます。当院の予防歯科で、むし歯や歯周病知らずになりましょう。

予防歯科とは
予防歯科とは、お口の中を健康な状態に保つことを目的とした予防的な処置のこと。定期的に受診することでお口の中の環境が整い、むし歯や歯周病の感染予防と早期発見・治療につながります。特に、歯質が弱い方や再治療を繰り返している方は、むし歯や歯周病の感染リスクが高いので、定期的にメンテナンスを受けることで、歯を長持ちさせることができます。

<メンテナンスを受けるメリット>
●お口の中の健康を保ち、むし歯・歯周病の予防、早期発見、治療ができる
●むし歯・歯周病の早期発見により、治療に伴う痛みや期間・費用を低減できる
●汚れを隅々まで落としていくので、お口の中がスッキリする

セルフケアとプロフェッショナルケアで歯を守る

予防歯科歯周病予防の基本は、毎日の歯磨き(セルフケア)と定期メンテナンス(プロフェッショナルケア)を受けて、お口の中の状態を健康に保つことです。歯周病がある方でも、セルフケアとプロフェッショナルケアで、安定した状態を保つことができます。しかし、口腔ケアを怠っているとどんどん悪くなり、歯肉の腫れや出血、歯のぐらつきなどの症状が現れます。特に重度の歯周病になるとなおさらで、最悪、抜歯にもなりかねません。

歯周病で歯を失わないためにも、メンテナンスが不可欠です。重度の歯周病でも最善の努力をいたしますので、大切な歯を守るために一緒に頑張りましょう。

セルフケアとは
ご自身で行う毎日の歯磨きです。食事のあとの汚れを歯ブラシで丁寧に落として、お口の中を清潔にします。歯磨きの予防効果は高く、たった1本の歯ブラシでも、しっかり磨けばお口の中のトラブルを防ぐことができます。

プロフェッショナルケアとは
歯科医院で行うメンテナンスのこと。歯科衛生士が専用器具を使い、歯磨きでは落とし切れない汚れ(プラーク)や歯垢などのバイオフィルムを取り除いて、お口の中の環境を整えます。

セルフケアと併せてプロフェッショナルケアを受ければ、お口の中をより快適で健康な状態に保つことができます。むし歯や歯周病の早期発見・早期治療にもつながりますので、定期的にプロフェッショナルケアを受けることをおすすめします。

※バイオフィルムとは
歯の表面に強固に張り付いている細菌の固まりの総称です。イメージとしては、台所やお風呂の排水口に付いているヌルヌルです。磨き残しが発生しやすい場所(歯と歯の間、歯と歯肉の境目、差し歯と歯のつなぎ目等)に付着して非常に取りづらいのが特徴です。

当院の定期検診メニュー

治療を終えた患者さまには、ハガキで定期検診のご案内をお送りしています。定期検診では、歯の汚れや歯石を取り除くスケーリング、本格的な歯のクリーニング「PMTC」など、さまざまな予防プログラムをご用意しています。

【歯磨き指導】歯磨きのコツが身につく当院の定期検診メニュー
一人ひとりに合った歯磨き指導を行っています。歯ブラシの持ち方や動かし方を指導します。自分では気づかなかった磨きグセを知ることで、歯磨きのコツが身につきます。また歯科衛生士が歯ブラシ診断をしますので、普段お使いの歯ブラシもお持ちください。

【スケーリング】歯の汚れをきれいに取り除く当院の定期検診メニュー
歯科衛生士が行う歯のクリーニングで、毎日の歯磨きでは落としきれない汚れを除去します。専用器具を使い、歯ぐきや歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)の内部に付着した歯垢や歯石を取り除く基本的治療です。歯肉を引き締め、むし歯や歯周病を予防します。なお、汚れの再付着を防ぐためにも、3か月に一度の定期的な受診をおすすめします。

【PMTC】プロが行う本格的な歯のクリーニング当院の定期検診メニュー
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、歯科衛生士が行う本格的な歯のクリーニングです。シリコンゴム製の専用器具を使い、歯の表面、歯と歯の間に付着した汚れ(=バイオフィルム)を取り除き、仕上げにフッ素入りペーストを使って1本1本歯を磨きあげます。表面が滑らかになるのでプラークの再付着を防ぎ、むし歯や歯周病、口臭予防効果があります。

【エアフロー】ジェット噴流でガンコな汚れを一気に吹き飛ばす当院の定期検診メニュー
ウォタースプレーで細かい粒子を吹き付けて、汚れを落とす処置です。従来のPMTCでは取り除くのが難しかった歯と歯の隙間、歯周ポケットの中、差し歯と歯のつなぎ目に付着した汚れ、タバコのヤニ・飲食物の着色汚れ(ステイン)まで落とせます。普段、歯ブラシがあたらないブリッジの下やインプラントの周りの汚れも、エアフローを使えば歯の表面が滑らかになり、スケーリングやPMTCでは得にくかった爽快感が得られます。

むし歯から歯をガードする【フッ素塗布】当院の定期検診メニュー
フッ素には歯の再石灰化を促し、むし歯の進行を抑える効果があります。最近ではフッ素ジェルやフッ素洗口剤、あるいはフッ素入り歯磨き剤なども市販されています。その中でも最も予防効果に優れているのが、歯医者さんが使用するフッ素です。なお、フッ素の持続効果は3~4か月程度ですので、予防効果を持続させるためにも、定期的な塗布をおすすめします。

当院のむし歯治療

むし歯治療

●通院する時間があまり取れないので、できるだけ短期間で治療を終えたい
●予定があるので、早く治療を終えてほしい

時間が取れなくて歯医者さんに行きたくても行けないという方はいませんか。むし歯をしっかり治すためにも、時間や期間をかける必要があります。とはいえ、時間がないからといってそのままにしていては、さらに悪化させるばかりです。

迅速かつ確実な治療

むし歯治療当院の治療の特徴はスピーディで確実な処置です。初回の治療で感染した部分を残さず削り取ります。スピーディかつ確実に処置しますので、治療後の再発率が少なく、歯を長持ちさせることができます。

当然のことですが、むし歯が軽ければ軽いほど、通院回数も少なくてすみます。それには、早期発見・早期治療が欠かせません。お忙しい方でも短期間で治療が終りますので、少しでも歯に異変を感じたら、早めに受診されることをおすすめします。

再発しない長持ちする治療

むし歯治療他院で治療した歯を再治療したとき、むし歯が残っていることがあります。恐らく抜髄処置を避けるためにあえて削らずに残しておいたのでしょう。しかし、再発したことを考えると、こうした治療が適切であったのかどうか疑問に感じます。

現在、日本で行われている歯科治療の多くは、治療した歯の再治療です。治療をしたとき、少しでもむし歯が残っていると、再発の恐れがあります。歯を長持ちさせるためにも、悪い部分をしっかり削り、再発を防ぐための処置を取るべきだと考えます。

悪い部分は徹底して取り除きます
当院では、患者さまに再治療をさせたくありません。治療したあとの再発を防ぐために、悪い部分は徹底して削り取ります。もちろん、残せるのであれば、できるだけ削らない方法を考えます。しかし、残しておくことで確実に悪化すると判断できるのであれば、しっかり削らなければなりません。

再発を防ぐことは、歯を長持ちさせることと同じです。そのためにも、当院では取るべきものは徹底して取り除きます。削るべき部分を取り残し、結果、再治療を招いてしまっては本末転倒です。

一旦手を止めて、患者さまの同意を求めます
歯を削っている途中に、むし歯が深く進行していることがわかり、大きく削らなければことがあります。そのようなときは、患者さまに状況を説明し、削ることについて同意を得た上で治療を進めます。また、むし歯が神経付近に達しているときも、まずは一旦手を止めて、患者さまに神経を取り除く処置が必要であることをきちんと説明し、了承を得た上で抜髄処置をします。

治療中は麻酔をかけていますので痛みはありませんが、何回も痛い思いをさせたくないという、院長の思いから、1回の治療でできる限りの処置をしています。

削り残しがもとで歯を失うことに

むし歯治療むし歯を取り除くとき、少しでも削り残しがあると、そこから細菌が広がり、再治療が必要となります。何回も再治療を繰り返していると残せる歯質が少なくなり、治療さえ困難な状況になります。さらに悪化すると、歯を失うことにもなり兼ねません。だからこそ、悪い部分をしっかり削って取り除くのです。

むし歯の状態によっては、かなり大きく削ることもありますが、歯を長持ちさせるためのやむを得ぬ処置ですので、ご理解ください。

インフォームド・コンセントを順守

むし歯治療歯を削る、削らないは、患者さまにとって大きな問題です。当院では、事前にむし歯の状態と歯を大きく削る理由を説明し、患者さまの承諾を得た上で治療を進めます。万が一、大きく削る必要が生じたときは、一旦手を止めて、患者さまの了承を得た上で処置を続けます。

どんな小さな処置でも、インフォームド・コンセントを順守し、患者さまの同意をいただきますので、不安なことがあれば、まずはご相談ください。

それでも削ってほしくないという方には
まれに、歯を削ってほしくないという方がいます。再発の可能性が高くなりますが、再治療になったときは抜髄処置が必要になることをきちんとお伝えします。その上で同意された場合は、できる限り歯を削らずないように努力いたします。

痛みに配慮した治療を心がけています

むし歯治療患者さまにとって一番の気がかりが、治療中の痛みではないでしょうか。当院では、麻酔注射を使った、できるだけ痛みに配慮した治療を行っています。

針を刺すときの痛みを軽減する表面麻酔の使用や、注入時の不快感を和らげる配慮、麻酔が苦手な方へのメンタル面での心配りなど、痛みを軽減する工夫に取り組んでいます。

当院の痛みに配慮した治療について

むし歯の進行状況と治療方法

CO(シーオー:初期う蝕、要観察歯)Co
●症状
歯が溶け始めてむし歯が始まっていますが、まだ穴があいていたり、黒くなっていたりしない状態です。

●治療
フッ素入りの歯磨き剤を使用してきちんと歯を磨くことで、歯を再石灰化させることができます。

C1(エナメル質う蝕)C1
●症状
歯の表面を覆っているエナメル質がむし歯菌によって溶かされて、小さな穴があいた状態です。まだ象牙質に達していませんので、この段階での痛みはありません。

●治療
歯を必要最小限削り、保険適用の白い詰め物を入れます。

C2(象牙質う蝕)C2
●症状
むし歯がエナメル質の下にある象牙質にまで達した状態で、冷たいものや甘いものがしみることがあります。また、触れると痛みを感じるので、治療をするときに麻酔が必要です。

●治療
むし歯が小さい場合、保険適用の白い詰め物を入れれば、治療が終わります。むし歯が歯の奥深くまで広がっているときは、患部を大きく削り、詰め物を作って被せます。

C3(神経まで達したう蝕)C3
●症状
むし歯が歯の内側にあるエナメル質と象牙質を溶かして、神経まで達している状態です。激しい痛みを感じることが多く、神経が壊死してしまうと細菌が根の外で炎症を起こして膿が出たり、歯ぐきが大きく腫れたりします。

●治療
壊死した神経や膿を取り除くために、麻酔をして根管治療の処置をします。

C4(残根状態)C4
●症状
歯のほとんどがなくなり、根だけが残っている状態です。

●治療
この段階になると治療が難しいため、多くの場合抜歯が必要です。治療ができる歯質が残っている場合は根管治療で歯を保存します。

スピーディーな根管治療

根管治療

●根の治療をしているけど、何回も通わなければならない
●治療を始めてから随分通っているけど、なかなかよくならない
●根の治療を完治させるには、通院期間がかかると言われた

こうした、根の治療(根管治療)で不満をお持ちの方はいませんか。一般的に、根管治療は難易度が高く、完治させるまでに相当の時間がかかるといわれています。しかし、治療期間が長引けば長引くほど成功率が下がりますので、歯を長持ちさせるには、スピーディさが要求されます。

根管治療を短期間で終わらせる確かな技術

根管治療当院では、スピーディでかつ確実な根管治療を行っています。歯に対して初めて抜髄処置(神経を取る処置)を施す場合は、すべての歯に対して短期間で処置を終わらせます。最新機器を導入し、的確に使いこなしているため、処置時間が短く済みます。確かな技術を持つ院長だからこそできる、スピーディで確実な根管治療です。

根管治療で歯を残せる可能性が広がります。他院で抜歯しかないといわれて諦めている方は、一度、ご相談ください。

※既に根管治療を施した歯の再治療では、難しい処置になるため治療期間が長引く可能性があります。

根管治療は、重篤化した歯を保存するための治療
歯がひどく痛んだり腫れたりしたとき、治療をせずに放置していると、神経が壊死して根の先に膿が溜まったり、歯ぐきが腫れたりします。この状態になると、通常の治療では完治が難しく、場合によっては歯を抜かなければなりません。

こうした、最悪の状態の歯を残すための治療が根管治療です。言い換えれば、重篤化した歯の寿命を引き延ばすための最後の砦が、根管治療と言えます。

当院の根管治療の特徴

スピーディで確実な処置
根管治療の成功率を高めるには、スピーディさと確実さが要求されます。当院では初めて根管治療を施す場合、すべての歯に対して抜髄処置を1回で終わらせます。麻酔を施したあと、初回の治療で悪い部分をすべて削り取り、神経を取り除きます。スピーディで確実な処置が細菌感染リスクを軽減し、根管治療の成功率を高めます。

治療中の事故を防ぐためにラバーダムを使用
根管治療の成功率を下げる原因の1つに、細菌感染があります。お口の中に溜まった唾液に含まれる細菌による感染です。万全な体制で治療に臨みますので、通常は大きな心配はありません。しかし重度の場合、わずかな細菌でも感染する恐れがありますので、より慎重な対応が求められます。

当院では、感染リスクの高い患者さまには、状態に応じてラバーダムを使用することがあります。この使用により、重度の患者さまの治癒率が一層高まります

●ラバーダムとは
薄くて柔らかいゴム製の保護シートで、根管治療などを施すときに患部に装着し、汚れや細菌などによる感染を防ぎます。また、薬や汚れが混じった唾液を飲みこんだり、薬が舌などに付着したり、粘膜が傷ついたりするのを避けることができます。

根の炎症を抑えるレーザー治療当院の根管治療の特徴
根の先に膿ができたときや抜髄処置を施したあと、CO2(炭酸レーザー)を患部に照射して細菌を殺菌・消毒します。CO2レーザーは、組織皮下層に直接作用して腫れや痛みを和らげる作用があり、治癒力を高めてくれるので、少ない治療回数で完治することができます。

●CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)
CO2レーザーは、通常のメスや電気メスに比べると、生体組織への侵襲が少ないので、患者さまへの負担が軽い治療ができます。

<CO2レーザーのメリット>
●組織皮下層へのダメージが少ない
●施術の時間短縮や患者さまのストレス軽減につながる
●消炎や鎮痛効果を麻酔なしで速効的に得られる
●妊娠中の方やアレルギー体質の方にも安心して治療ができる

<CO2レーザーでできる治療>
根管治療 / 歯周病の治療 / 切開手術 / むし歯の治療と予防 / 歯ぐきの黒ずみの除去 / 知覚過敏症・口内炎の治療 / 顎関節症によるアゴの痛み など

当院の根管治療の流れ

根管治療は、歯の状態などにより治療手順や通院期間が異なります。抜髄処置を施す際は、治療前に麻酔をかけますので、治療中の痛みはほとんどありません。

【STEP1】
むし歯の部分を器具で削ります。このとき、少しでも悪い部分が残っていると再発の恐れがありますので、完全に削り取ります。
次へ
【STEP2】
根管部分の治療がしやすいように、神経スペースに穴をあけます。
次へ
【STEP3】
リーマーと呼ばれる器具を使い、根の感染した部分の汚れを丁寧に徹底的に除去します。
次へ
【STEP4】
根管の先まで薬を充填して炎症を鎮め、細菌が入らないように根管に蓋をします。
次へ
【STEP5】
根管治療を施したあとの歯は、症例により詰め物・被せ物を装着します。

歯の健康は長寿のバロメーター

定期的なメンテナンスと予防

超高齢化時代を迎えた今、はつらつとしたお年寄りが増えています。元気なご高齢者の多くは、ご自身の歯で食事を楽しく味わっているようです。日頃から歯の健康に意識してメンテナンスをきちんと行っていれば、いつまでも歯を残すことができます。

メンテナンスで歯を守る
当院では、むし歯や歯周病で歯を失わないために、メンテナンスに力を入れています。メンテナンスでは、歯磨きでは落としきれないプラーク(歯垢)や歯石を丁寧に取り除き、歯肉を引き締めて、お口の中の環境を整えます。定期的にメンテナンスを受ければ、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療にもつながります。

80歳になっても歯が20本残っていれば、ご自身の歯で食事を楽しむことができます。定期的なメンテナンスで、健やかで幸せな毎日をお過ごしください。

厚生労働省が1989年(平成元年)から始めた「8020運動」。一生涯、自分の歯で食事できるように、80歳になっても20本の歯を残そうという運動です。6年ごとに「8020運動」の達成率を調査していますが、開始当初は7%程度(平均残歯本数4~5本)の達成率でしたが、2005年(平成17年)には平均38.3%(80歳を対象)まで伸びています。
この調査をもとに、厚生労働省では「10年後には、8020運動の達成率を50%まで引き上げる」意向を示しています。

3か月に一度の定期検診を

正しい歯磨き方法で歯を守る治療したあとの状態を長持ちさせるために、当院では定期検診をおすすめしています。定期検診では、汚れを落とす歯のクリーニングや、本格的な歯のクリーニングであるPMTC、歯ブラシ指導などをとおして、お口の中を健康に保つための処置や指導をします。

お口の中を健康に保つには、3か月に一度の定期検診がおすすめです。歯周病の進み具合によっては、もう少し間隔が短くなることもありますが、患者さまの歯の状態やご都合に合わせながら決めますので、お気軽にご相談ください。

次回のご予約をお取りください
次回の定期検診までに期間があいてしまうと、予約を取り忘れてしまうことがあります。定期検診を終えたその日に、次のご予約をお取りすれば安心です。歯科衛生士がご予定を伺って日程を調整しますので、その場でお決めください。また、ハガキでのご案内も差し上げています。

正しい歯磨き方法で歯を守る

正しい歯磨き方法で歯を守るむし歯や歯周病予防の一番の近道は、毎日の歯磨きです。隅々まで丁寧に磨くことで、お口の中の汚れをキレイに落とし、むし歯や歯周病になりにくい環境を整えてくれます。しかし、どんなにしっかり磨いたつもりでも、歯ブラシがうまくあたらなければキレイに汚れが落ちません。

定期検診では、磨き残しをなくすブラッシング指導を行っています。歯ブラシの当て方や動かし方を、鏡をお見せしながら指導しますので、歯磨きのコツが身につきます。

たった1本の歯ブラシがあなたの歯を救う
皆さまは、普段どんなタイプの歯ブラシをお使いですか?歯ブラシがあなたの歯や歯並びに合っていないと、磨き残しができてしまいます。歯科衛生士が適切なアドバイスをいたしますので、定期検診に来られるときは、お使いの歯ブラシをお持ちください。

まず、歯ブラシの毛の並び方や毛先などを見て、きちんと磨けるタイプかどうか判断します。もし、合っていない場合は、汚れを落としやすい歯ブラシをご紹介します。

デンタルフロスと歯間ブラシでパーフェクトに仕上げる
歯と歯の間に溜まった汚れは、歯ブラシだけでは取れません。歯間ブラシやデンタルフロスを使えば、パーフェクトに落とすことができます。歯磨きの仕上げに、デンタルフロスまたは歯間ブラシの使用をおすすめします。

不安を取り除く痛みに配慮した治療

痛みに配慮した治療

むし歯ができたけど、治療中の痛みが心配で......。そんな理由から、歯医者さんに行くのを渋っていると、むし歯がどんどんひどくなってしまいます。最近では、痛みに配慮した治療が増えています。腫れや痛みがひどくなる前に、早めの治療をおすすめします。

当院では、治療中の不安を取り除くために、痛みに配慮した治療に取り組んでいます。痛みを嫌うのは、大人もお子さまも同じです。もし自分が患者さまの立場だったら、できるだけ痛くない治療をしてほしいと思います。痛みを抑える工夫など、安心できる治療を心がけていますので「むし歯かな?」と思ったら、できるだけ早めにご来院ください。

麻酔注射を使った痛みに配慮した治療

痛みに配慮した治療歯を削っているときの痛みが心配で、治療が終わるまでずっと緊張していた。そんな経験、あなたにもありませんか? 当院では、治療中の不安や緊張を取り除くために、麻酔注射を使った痛みに配慮した治療に取り組んでいます。

痛みが気になり緊張すると、全身の筋肉が固くなり、かえって痛みが強くなります。治療前に麻酔注射をしますので、痛みの恐怖を和らげることができます。痛みに配慮した治療を心がけていますので、安心して治療を受けてください。

痛みを軽減する当院の4つの取り組み

痛みに配慮した治療麻酔注射の針を刺すとき、チクッとした痛みが走ります。この痛みを嫌がり麻酔注射を敬遠される方も少なくありません。当院では、麻酔注射の痛みを緩和する、さまざまな取り組みをしています。

【その1】表面麻酔で針を刺したときの痛みを抑える
麻酔注射を打つ前に「表面麻酔」を使用して、針を刺したときの痛みを和らげます。表面麻酔とはジェル状の麻酔薬のことで、直接患部に塗って痛みを感じにくくさせる方法です。表面麻酔を塗ると患部周辺の知覚が麻痺してきますので、針を刺したときの痛みが軽減されます。

【その2】ゆっくり丁寧に薬を注入する
麻酔の際には、患者さまの様子を見ながら圧力や速度を調整し、ゆっくり丁寧に薬を注入しますので、薬を入れるときの違和感が抑えられます。

【その3】温めた麻酔液で痛みを和らげる
薬を注入するときの違和感は、麻酔液の温度が関係しています。麻酔液が冷たかったり熱すぎたりすると、痛みや不快感が強くなります。最も違和感が少ない温度は、体温に近い温かさです。当院では温めた麻酔液を使用しますので、薬を注入するときの違和感や痛みがほとんどありません。

【その4】一声かけてから注射をする
麻酔注射をするときは「これから注射しますけど、ごめんなさいね」「チクッとするかもしれませんが、すみませんね」など、必ず一声かけてから注射をします。また、麻酔注射が苦手な方には、心の準備をしていただくために、あらかじめ次回の治療で麻酔が必要になることをお伝えします。精神的な不安や緊張を取り除くことも、痛みを少なくするための、大切な取り組みだと考えています。

チームワーク体制で患者さまを支える治療

チームワーク体制

歯科医院には、歯科医師・歯科衛生士・技工士など、さまざまな専門家がいます。治療において、これらの役割を担ったスタッフが連携することで、安全・安心・確実で患者さまが満足できる歯科治療が実現できます。

当院の特徴は、患者さまをチームで支える歯科治療です。治療を行う院長と口腔ケアを担当する歯科衛生士、人工歯を作る技工士がチームワーク体制を組み、患者さまの歯の健康をお守りします。

歯科衛生士は歯周病予防のエキスパート

チームワーク体制衛生士は口腔ケアのエキスパートです。丁寧な歯周病予防の指導と、きめ細かなメンテナンスを行いながら、大切な歯を歯周病からお守りします。

カウンセリングを担当
歯周病治療のカウンセリングは、歯科衛生士が担当しています。他院ではあまり見られないことですが、患者さまの不安感を少しでも和らげるために、責任を持って担当いたします。

衛生士によるカウンセリングはこちら

院内技工所を併設

当院では院内技工所を併設し、保険適用の技工物を院内で製作しています。院内技工所のメリットは、院長の指示を口頭で説明することができるのでイメージが的確に伝わり、スピーディに仕上がります。また、色を決めるときに色見本だけでは判断が難しい場合は、技工士がチェアーサイドに行って確認します。患者さまの歯の色を直接見ますので、保険でも違和感が少ない色に仕上げることができます。

院長との巧みなキャッチボールで精度を高める
歯型を見たときに少しでも疑問に感じることがあれば、技工士は速やかに院長に確認します。何回も調整を重ね、模型がしっかり噛み合う状態にならなければ、製作に取りかかりません。仕上がりの完成度は非常に高く、装着したときの調整が少ないので、その精度の高さに多くの患者さまから驚きの声をいただいています。

技工物の精度を高める工夫

チームワーク体制ぴったり噛み合う状態に仕上げるコツは、歯型を作るときに削るべきところをしっかり削って正確に仕上げることです。削り残しがあると、技工士の作業が増えるだけでなく、補綴物の精度を高めることができません。

院長は、すべての治療で高倍率の拡大鏡(サージテル)を使用し、削り残しがないようにきちっと仕上げてから渡すように心がけています。

すべての技工物に責任を持っています

チームワーク体制技工物を作るとき、保険外(自費)だからいいものができると思っている方はいませんか。確かに、保険外の補綴物は良質な素材を使用するので、審美性・適合性に優れています。一方の保険では、保険制度上の制約があるため患者さまのニーズに対応しきれないことも事実です。

とはいえ、保険だからといって必ずしも満足できないというわけではありません。型取りを正確に行い、綿密に仕上げていくことで、精度の高い補綴物に仕上げることができます。

当院には、確かな技術力を持つ院内技工士が在籍しています。保険・保険外を問わず、院長がすべての技工物に責任を持って管理しますので、満足していただけるものと思います。

患者さまが求める理想の治療を実現

説明はiPadで

●歯を残してほしかったのに、詳しい説明を受けずに歯を抜かれてしまった
●入れ歯にしたいのに、インプラントを強くすすめられた
●保険診療を希望しているのに、自費治療の説明ばかりする

こうした、求めている治療と違う提案を受けて、悩んでしまった経験はありませんか。

私たちは、お口の中の健康を維持するために、常に理想的な治療を考え、ハイレベルな治療を追求しています。そのため、治療方法を考えるときも、ドクターが理想とする治療を提案しがちですが、それが必ずしも患者さまに満足していただけるものとは限りません。治療で重要なことは、患者さまの要望を満たすことだと考えます。

患者さまがハッピーになれる治療
当院が理想とする歯科治療は、患者さまが幸せになれる治療です。インフォームド・コンセントを順守し、わかりやすく丁寧な説明を心がけ、患者さまが本当に納得される治療を目指しています。

治療を終えたあとも、日常生活をハッピーにお過ごしいただける診療を心がけていますので、治療へのご要望などがございましたら、お気軽にご相談ください。

iPadを使った視覚に訴える説明

iPadを使った説明お口の中の状態を説明するとき、口頭では的確に伝わらないことがあります。当院では、よりわかりやすくお伝えするために、iPadを使った視覚に訴える説明を行っています。

治療を始める前に撮影したレントゲン写真やお口の中の写真などのデータをiPadに取り込み、画面をお見せしながら説明します。また、解析ソフトを使って分析したシミュレーション結果もご覧いただけますので、より的確にイメージをお伝えすることができます。

iPadで歯周病予防の意識を高める
iPadを使った説明は、患者さまの予防意識を向上させるきっかけ作りにも役立っています。歯周病は自覚症状がない病気です。そのため、歯周病と診断されても実感がわかないという方も少なくありません。

iPadでお口の中の状態をお見せすると、歯や骨の後退具合がはっきりわかるので、多くの方が納得されます。また、現在歯周病治療を受けている方には、治療経過をグラフに表示してお見せしています。頑張った成果がはっきりわかりますので、モチベーションのアップにも役立っています。

当院が考えるインフォームド・コンセントの定義

インフォームド・コンセント現在、多くの歯科医院でインフォームド・コンセントを重視した診療を行っています。インフォームド・コンセントとは、医師による説明と患者さまの同意を意味しています。しかし多くの方が本来の意味とは少し違った捉え方をしているようです。

本来のインフォームド・コンセントとは、医師が説明した内容に対して、患者さまから同意をいただくことです。患者さまが正しく判断できなければ、同意していただくことができません。歯科医師の役割は、患者さまに判断材料となる適切な情報を正確にお伝えすることです。そのためにも、症状や治療方法についてわかりやすく説明することが大切だと考えています。決してドクター側が患者さま側に「する」ものではありません。

将来を予測した歯を守る提案
歯科医師は、症状からその先の変化を察知することができます。たとえば、今は軽度の歯周病でも、このまま放置しておくと歯ぐきの腫れや出血、歯の動揺などが起き、最悪、歯が抜け落ちてしまうことまで予測します。

インフォームド・コンセントでは、歯科医師が将来の起こり得る変化と、それを未然に防ぐための治療方法をわかりやすく説明し、患者さまに理解していただいた上で同意をいただきます。時には時間が必要な場合もありますが、すべての患者さまが納得した上で治療を受けていただきたいと考えています。詳しく丁寧に説明いたしますので、心配なことがありましたら遠慮せずにご相談ください。

歯科衛生士が責任を持ってカウンセリングします

カウンセリング

歯周病のカウンセリングをドクターから受けるとき、歯を削ったときの痛みを思い出したり疑問や不安があったりしても、遠慮して相談ができなかった、という経験はありませんか。

当院では、前向きに治療に取り組んでいただくために、歯科衛生士による歯周病治療のカウンセリングを行っています。

カウンセリングでは、歯周病についての説明と、歯周病検査とその結果をもとに歯周病予防の指導をします。疑問に感じることがあれば、わかりやすく説明いたしますので、遠慮せずに質問してください。歯科衛生士が責任を持って指導しますので、歯周病完治を目指して一緒に頑張りましょう。

歯周病予防に役立つファイルをプレゼント

カウンセリングカウンセリングが終わったあとは、歯周病検査の結果やお口の中の状態をまとめたファイルをお渡ししています。ご自宅に持ち帰っていただけますので、お時間のあるときにゆっくりご覧ください。ファイルを見ていただくことで、カウンセリングの内容を振り返ることができ、予防の大切さを実感されると思います。今後の口腔ケアにお役立てください。

予防の重要さを知って予防意識を高める
患者さまの中には、歯周病の説明を聞いたり、メンテナンスを受けたりしたことがなかった、という方がいらっしゃいます。当院では、予防の重要さをお伝えするために、歯周病の説明とメンテナンスに力を入れています。歯科衛生士が歯周病についてわかりやすく説明し、口腔ケアの指導をいたします。歯磨きの仕方などで気になることがありましたら、何でもご相談ください。

まずは、お悩みをご相談ください

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