
初めまして。富樫歯科クリニック/院長の富樫和浩です。
ドカ雪で有名な北海道岩見沢市にある当クリニックは、一般歯科から小児歯科、歯周病治療、審美歯科、義歯、インプラントまで幅広く診療科目を設定しており、特に予防に力を入れた診療を行っております。
治療を成功に導くために、とても大切なことがあります。それは、患者さまご自身に、治療に対して主体的・積極的に参加していただくことです。初診カウセリングのとき、患者さまから「先生にお任せします」と言っていただくことがあります。私を信頼してくださり、お任せいただけるのだと思うと、大変ありがたく感じます。
私も「痛みから解放されたい!」「きちんと治したい!」「もっとしっかり噛めるようになりたい!」という患者さまのお口の中の悩みに応えるために、日々診療にあたっています。
治療の目的は、患者さまのお口の健康をとおして体を健康に導き、ハッピーライフを送っていただくことです。患者さまの幸せは、ご自身が積極的に治療に参加することで実現します。治療にはどうか積極的に参加していただき、十分に納得された上で治療方法を選択してください。
当クリニックでは、完全個室の診療室で患者さまのお口の中の状況を診査・診断し、その内容をわかりやすくお伝えし、治療方法をご提案します。とかく、ドクターは治療の理想を追求しがちですが、患者さまに押し付けることがないように心がけておりますので、一つひとつ相談しながら決めていきます。
お口の健康は、全身の健康へとつながります。食事は美味しく、会話も楽しい。より多くの患者さまが笑顔になれるようサポートしていきたいと考えています。
私の生まれは札幌市ですが、大学卒業後に初めて勤務した歯科医院がこの岩見沢でした。それ以来この土地が気に入り、この場所で診療を続けています。岩見沢市は札幌市から電車で30分。大きな都市に近い場所です。それでいて緑あふれる自然が多く、住んでいて気持ちの良い街です。また全国屈指の豪雪地帯としても知られ、毎年2月には「IWAMIZAWAドカ雪まつり」が開催され、多くの市民たちで賑わいます。
のどかで豊かな岩見沢の人々は親しみやすく、お子さまからご年配の方まで幅広い年齢層の方が暮らしています。患者さまの中には、病気や怪我、歯の治療をするとき、都市部の病院まで行かれる方がいますが、この岩見沢でも高度な歯科治療をご提供できると自負しております。
当院は、最新鋭の治療設備を導入し、質の高い歯科治療を行っております。地域の皆さまの歯の健康を共に考え、小さなお子さまからご年配の方まで個室の診療室でお待ちしておりますので、少しでも歯の調子が悪いと感じたら、今すぐにご来院ください。
歯医者さんに行くとき、誰でも勇気がいると思います。歯を大きく削られるのかな?痛みがあるのかな?インプラントをすすめられたらどうしよう......。そんなことを考えて歯医者さんに行くのを先延ばしにしていると、お口の中の状態がどんどん悪化していきます。実際、むし歯や歯周病が悪化してから治療に来る方が少なくありません。そうなる前に、もっと早めに来院してほしいといつも願っています。
当院は、インプラントのような高度な治療も行っていますが、どなたでも気軽に通院できる歯科医院です。口内炎や歯の痛みなど、お口の中のトラブルでしたら何でも結構ですので、まずはご来院ください。そこから、歯の健康への第一歩が始まります。
毎日がイイ歯の日。歯ブラシ1本で歯を予防しましょう!
多くの患者さまは「歯を磨いているのに歯周病になった」と首を傾げますが、お口の中を拝見すると、磨き残しの汚れが残っています。この汚れが、むし歯や歯周病の原因です。正しい歯磨きの仕方を身に付ければ、汚れがしっかり落ちて、むし歯や歯周病を予防することができます。
歯周病は悪化すると歯を失う恐ろしい病気ですが、その多くは歯磨きを徹底させることで完治もしくは進行を食い止めることができます。当院の歯科衛生士が、患者さま一人ひとりに合わせた歯磨き指導をいたしますので、正しいブラッシングをマスターしてください。毎日がむし歯予防デー、毎日がイイ歯の日。たった1本の歯ブラシが歯を守ります。ひどくなる前に、早めのご相談をおすすめします。
私は、歯周病治療の本場・アメリカで勉強するために、アメリカの大学病院に留学しておりました。留学中に気付いたことは、アメリカのドクターも日本の歯科医師も、技術的には大きな差がないということでした。私が感じた大きな違いは、アメリカでは治療を始める前に、なぜ歯が悪くなり、どういう治療が必要で、再発させないためには予防が必要であることを、患者さまにご理解していただくまでしっかりと説明していることです。
いくら素晴らしい技術を持って治療をしても、患者さまの理解が得られなければメンテナンスがおざなりになり、再発という結果になってしまいます。これではせっかくの治療が台なしです。果たして日本ではどうでしょうか。歯周病治療の重要性を認識しないまま治療を受けている方が多いように感じております。
アメリカでの現状を知ったとき、患者さまのお口の中の状態、ライフスタイルや考え方などを把握しながら、その人に合わせて説明することの重要性を強く感じました。こうした背景から、当院では患者さまへの説明を徹底させています。
歯と全身の健康を意識した治療に取り組んでいます
ところで、最近、歯周病と全身疾患が密接に影響していることが指摘されています。当院にも糖尿病や高血圧の患者さまが通院しておりますので、全身の健康を意識した歯周病治療にも取り組んでおります。定期検診やメンテナンス、全身疾患との関係や歯磨き指導などをとおして、地域の皆さまのお口の健康をお守りしますので、少しでも調子が悪いと感じたら、早めにご来院ください。
富樫歯科クリニック 院長 富樫 和浩
【経歴】
1993年 3月 北海道大学歯学部卒業
1993年 4月 勤務医
1998年 5月 ここまでの5年間で3軒の開業医に勤務、分院長も経験
1998年 6月 米国UCLA歯学部留学 Advanced Periodontics course修了
1999年12月 富樫歯科クリニック開業
【こんな時にやりがいを感じます】
メンテナンスをしていて患者さんに「気持ち良かった」「こんなにツルツルになるんですね」などと言われたときにやりがいを感じ、これからも頑張ろうと思います。
【いつも心がけていること】
使用した器具は責任を持って消毒・滅菌を行い感染予防を徹底しています。またグローブは使い回しをせずに患者さんごとに代えています。
【患者さまへ】
虫歯ができなくても定期検診にいらっしゃって下さい。お口の中をお掃除するだけで気分がスッキリします。
【患者さまから言われてうれしかったエピソード】
歯医者に来るのが毎回楽しみと言われたこと。
【こんな時にやりがいを感じます】
歯周病の進行した患者さんがブラッシング指導や歯の汚れ取りをしていくうちにどんどん状態が改善され、患者さん自身がその変化を実感して下さったとき。
【いつも心がけていること】
笑顔で患者さんをお迎えすること。
【患者さまへ】
どこかが悪くなってから行くよりも、美容室のように定期的に綺麗にしてもらう感覚でメインテナンスに通って頂けたら嬉しいです。
【患者さまから言われてうれしかったエピソード】
「もう歯が悪いので入れ歯を覚悟している」という高齢の患者さんに、「それでも綺麗にしてもらってここまで持っています。ありがとう。」と言っていただけたとき。自分の歯で長く咬めることの大切さを感じてもらえて嬉しかったです。
【こんな時にやりがいを感じます】
歯の汚れ取りやブラッシング指導を行い、徐々に口腔内環境が改善され細菌が嫌う環境がお口の中に出来たとき、患者さんは笑顔を見せてくれるようになります。この笑顔との出会いにやりがいを感じます。
【いつも心がけていること】
歯科という緊張がつきものの場所で、患者さんがリラックスできるような対応と丁寧な施術を笑顔と共に心がけています。
【患者さまへ】
定期的なメインテナンスが重要です! 歯周病の治療から3ヶ月以上経過するとお口の中は細菌によって後戻りしてしまい、歯周病が再度すすみ始めてしまいます。お口の健康を維持させるために、継続的なメインテナンスが必要となります。より良い口腔内環境を守るために、私たち歯科衛生士がそのお手伝いをさせていただきます。
【患者さまから言われてうれしかったエピソード】
「ここに来るために毎日の歯磨き頑張っているよ」と声をかけていただいたとき。患者さんの日々の頑張りを感じられて嬉しくなりました。
【こんな時にやりがいを感じます】
患者さんから「ありがとう」と感謝されたとき。
【いつも心がけていること】
患者さんの心に寄り添い、いつも笑顔で丁寧な施術をすること。「あなたに会いに来た」と言っていただけるような歯科衛生士になれるよう、そして日々成長できるように頑張っています。
【患者さまへ】
まだ経験が浅く至らないところがあると思いますが、よろしくお願いします。
【患者さまから言われてうれしかったエピソード】
ブラッシングの状態や口腔内の状況がどんどん良くなってきた際に、「あなたの指導と施術が良かったからですよ」と言っていただけたとき。初めて担当させていただいた患者さんで、この時は自分に自信があまりありませんでしたが、この言葉で自信が出てきました。
・よりクオリティの高い治療を行うため院内技工士が在籍しております。
・マイクロスコープ、デジタルカメラ等を用いてより精密で美しい歯を提供します。
・全ての症例で院長と打ち合わせを行い、より良い補綴物を提供します。
・趣味は掃除。いつも綺麗な環境であなたの歯を作っています。

●消毒薬の臭いがイヤ
●歯を削るときのキーンという音が怖い
●不安で1人で診察室に入れない
お子さまの心はとても繊細です。診察室に入った途端、キーンと響く器械の音を聞いただけで体が強ばり、泣き出してしまうことも。恐怖心の強いお子さまは、口をぎゅっと結んでしまって診察をさせてくれないこともあります
当院は、お子さまが笑顔で通える歯医者さんです。お子さまが安心して治療が受けられるように、家族と接するような気持ちで対応しています。通院するのが楽しい環境を整えていますので、安心してお任せください。なかなか歯科医院に慣れず、診療室へ入ったとたんに泣き出す子もいますが、当院は個室の診療室ですので、ほかの患者さまに気兼ねしなくて大丈夫です。
当院は、お子さまの自主性を第一に考えています。緊急性がある場合を除き、嫌がるお子さまを押さえつけるような治療はいたしません。無理やり治療すると、歯医者さん嫌いにさせてしまうだけでなく、怪我や事故にもつながります。
まずは歯磨きの練習から始め、慣れてきてから治療を始めます。我が子のようにお子さまを見守っていますので、安心して治療を受けてください。
会話で深まるコミュニケーション
当院の歯科衛生士は、お子さまにたくさん話しかけます。「野球の試合はどうだった?」「修学旅行はどこに行くの?」など、たくさん質問することで、お子さまとの距離を縮めていきます。また、その日の指導内容や話したことは、必ず資料に書き留めて、次回の治療に役立てます。会話をとおしてコミュニケーションが深まり、お子さまの中にはスタッフと友達感覚でお話しする子もいるほどです。
具体的な目標設定でお子さまのモチベーションを刺激する
歯磨きが苦手なお子さまには、具体的な目標を設定してあげます。こうすることでモチベーションが高まり、頑張って歯を磨くようになります。お子さまが歯磨きをさぼっていると、歯科衛生士が注意することもあります。これも、むし歯ゼロのお子さまに育てるための愛情ですのでご理解ください。
緊急性の高いお子さまはネット(レストレイナー)にくるんで治療します
暴れて治療が難しいお子さまで、腫れや痛みが強く、緊急性が高い場合には、ご家族の了承を得た上でネットにくるんでの治療をいたします。ご家族は「そこまでして」と思われるかもしれませんが、お子さまは歯が痛くて困っています。痛みを取り除いて楽にしてあげることが最優先だと考えていますのでご理解ください。
【こんな時にやりがいを感じます】
直接治療には携わりませんが、医療現場を受付として支え、患者さんのありがとうの声や笑顔に触れられる事にやりがいを感じます。
【いつも心がけていること】
待ち時間が少なくスムーズに治療を受けられるような予約を心がけています。
【患者さまへ】
治療時には聞けなかったことや商品のこと等、気になることは何でもお気軽にご相談下さい。
【患者さまから言われてうれしかったエピソード】
治療やインプラント手術を待っている時の何気ない会話で、緊張が和らいだと言っていただいたとき。治療には直接携わりませんが、患者さんの心のサポートが出来たと実感した時はとても嬉しかったです。
当院は、お子さまのむし歯ゼロを目指しています。むし歯のないお子さまを育てるには、保護者さまの協力が欠かせません。磨き残しをなくすために、必ず保護者さまがチェックをしてあげましょう。
小学3年生ぐらいからお子さまの自立が始まるため、仕上げ磨きを嫌がることがあるかもしれません。親子のコミュニケーションを深める貴重な時間にもなりますので、小学校を卒業するまでは、保護者さまがしっかりサポートしてください。
お子さまの歯は、柔らかくてむし歯になりやすい特徴があります。むし歯を作らないためには、日頃からお口の中の環境や生活習慣を整えておくことが大切です。当院では、春休みや夏休み、冬休みなどを利用した定期検診をおすすめしています。
定期検診では、赤い染め出し液を使ってむし歯のチェックと歯のクリーニングを行い、仕上げに歯を強くするフッ素を塗ります。万が一、むし歯があっても早期発見・早期治療ができますので、怖がらずに治療が受けられます。
歯が生えてきたら、まず検診を
保護者さまから「まだ乳歯が生えたばかりの子だけど、検診に連れてきた方がいいですか」といった質問を受けることがあります。早い時期から検診を受けることで、むし歯になりにくい環境に整えることができます。生えている歯が1~2本でも結構です。フッ素を塗布しますので、ぜひ、お子さまを連れて来てください。また、小さい頃から歯科にかかることで、治療器具などに慣らすことも大切だと考えます。
正しい歯磨きを身につける【ブラッシング指導】
むし歯が少ないお子さまのほとんどは、歯磨き上手な子です。どのお子さまも、歯が生え始めたころから歯ブラシの練習が始まりますが、動きがぎこちなく、コツがうまくつかめないことも多いようです。むし歯を作らないためにも、できるだけ早い時期に、歯ブラシ指導を受けましょう。
当院では、丈夫で健康な歯を作るためのブラッシング指導を行っています。歯ブラシの動かし方や磨き残しのチェックをしながら、歯磨き上手なお子さまへと導きます。当院のブラッシング指導で、歯磨き上手なお子さまに育てましょう。
歯を強くする【フッ素塗布】
フッ素には、高いむし歯予防効果があります。最近ではフッ素配合の歯磨き剤も出回っているので、ほとんどの方がその存在をご存じのことでしょう。
フッ素は歯の再石灰化を促し、むし歯の進行を抑えてくれます。フッ素ジェルやフッ素洗口剤、あるいはフッ素入り歯磨き剤など、さまざまな使用方法があります。中でも最も効果的といわれるのが、歯科医院で行うフッ素塗布です。なおフッ素のむし歯予防効果は3~4か月ですので、定期的なフッ素塗布をおすすめしています。

●前歯を抜歯したけど、入れ歯は目立つので使いたくない
●入れ歯だとしっかり噛めないので、別の治療を考えたい
●健康な歯を削るブリッジはイヤ
このように、入れ歯やブリッジでは満足できないという方はいませんか。そうした方に最適な治療がインプラント治療です。入れ歯のような不安定さがなく、ブリッジのように歯を削る必要もありません。当院のインプラント治療で、自分の歯で噛める喜びを取り戻してください。
当院のインプラント治療は、ノーベルケア社のノーベルガイドシステムを導入した、安全・正確・スピーディな治療です。コンピューター上でインプラント体の移植位置を正確にシミュレーションし、ガイドサージェリーを使った手術で、歯肉を切開する量や腫れ・痛み・出血を最小限に抑えています。
これにより、治療期間が短縮でき、お口の中の状態によっては当日に仮歯を入れることもできます。
なお、当院は北海道医療大学・インプラントチームの主任医師と連携し、より高度な治療を必要とする症例にも対応しています。
ノーベルガイドシステムとは
ノーベルガイドケア社が開発した、インプラント・シミュレーションシステムで、インプラント治療の安全性と正確性を高める画期的なシステムです。コンピューターに取り込んだCT画像を専用ソフトで解析し、診断から治療計画、埋入位置の割り出しまでを行います。埋入位置が三次元的にシミュレーションできるので、手術時間の短縮につながり、安全性・予知性をさらに向上させています。
ガイドサージェリーとは
インプラント手術の精度を高める補助器具で、CT画像をもとに製作したあごの骨の模型にインプラントを埋入する位置が正確に反映されているガイド(テンプレート)です。手術中、お口の中に装着して、ガイドに沿ってインプラントを埋入していきます。ガイドサージェリーは誤差がほとんどなく、これを使うことでフラップレス(歯肉を切開しない)手術が可能となります。
手術中の危険を回避する徹底した確認
ノーベルガイドシステムは精度の高い優れたシステムです。しかし、患者さまのお口の中の状態は、必ずしもシミュレーションどおりとは限りません。特に手術中は、システムを過信しすぎると大きな事故にもつながりかねません。常に正確さと安全を心がけ、術中の危険を回避するために、患者さまのお口の中の状態を常に確認しながら慎重に進めています。
インプラントとは、失った歯の機能を回復する治療で、あごの骨の中にインプラント(人工歯根)を埋入し、その上から人工歯を装着する治療です。歯を支える根から回復できるので、入れ歯では得られない安定感があります。また、ブリッジのように歯を削る必要がありませんので、お口の中全体の歯の健康を守ることができます。
インプラントのメリットは、天然の歯と匹敵するほどの自然な噛み心地です。ご自分の歯の噛み心地が100点満点だとすれば、どんなに完成度の高い入れ歯を装着しても20~30点にしかすぎません。あごの骨の中に人工歯根を稙立するインプラントでしたら、90点の満足度が得られます。もはや第二の歯ともいわれるインプラントは、現代歯科医療における、失った歯の機能を回復する最も理想的な治療といえます。
第一選択としてインプラントを検討する方が増えています。その一方で手術の安全性を心配する方も少なくありません。インプラントは40年以上の臨床実績がある確立された治療です。さらに、近年では医療技術の向上によって手術中の安全性が高まり、痛みや腫れの少ない治療が可能となりました。
多くの医療現場で採用されているチタンを使用
インプラント体の素材は、生体親和性が高く、歯と馴染みやすい「チタン」を使用しています。チタンは、人体への影響がほとんどなく、金属アレルギーが起きにくい素材といわれ、整形外科を始めとする医療現場でも取り入れられています。
痛みはほとんどありません
さらに気になるのが手術に伴う痛みです。局所麻酔をかけてガイドサージェリー手術をしますので手術中は痛みがありませんし、腫れもほとんど出ません。術後も軽い痛みですみます。手術時間は1時間程度かかります。術後は少し腫れと痛みが出ることがありますが、ほとんどの方は2~3日で違和感が消失します。
インプラントはむし歯にはなりませんが、周囲の歯肉が炎症を起こしたり、歯周病に感染したりすることがあります。万が一インプラント歯周炎を引き起こすと、移植したインプラントが脱落することもあります。安定した状態を保つためには、そのあとのお手入れがとても重要です。
インプラントの大敵ともいえる歯周病は、定期検診とメンテナンスを受けることで予防することができます。インプラント治療は手術を終えてから、本当の治療が始まります。安定した噛み心地を長持ちさせるためにも、メンテナンスが必須となります。
安心の5年間保証
当院では、インプラント体の脱落や欠損などのトラブルが起きたときのために、5年間の保証期間を設けています。3か月~半年に一度、当院指定の間隔できちんとメンテナンスを受けている方が対象となります。

入れ歯の悩みで最も多いのが、痛みやずれズレ、ガタツキといった問題です。入れ歯がお口の中で動いたり痛かったりすると、しっかり噛むことができません。快適な入れ歯とは、ズレ・ガタツキ・痛みがない入れ歯です。
当院の入れ歯のコンセプトは、しっかり噛み合う入れ歯です。歯型を丁寧に取って模型を作り、噛みやすい位置を考えながら歯を並べていきます。通常は1回の型取りですが、難症例の場合は精度を高めるために2回行い、しっかり噛める入れ歯に仕上げます。
一人ひとりの患者さまに合わせた、使い心地の良い入れ歯をお作りしますので、入れ歯でお悩みの方は、ぜひご相談ください。
調整は納得いくまで行います
入れ歯は人工物ですので多少なりとも違和感がありますが、調整を繰り返してゆっくり慣らしいくことで馴染んでいきます。装着したときに違和感や不具合があるときは、じっくりお話しを伺いながら納得していただけるまで調整します。合わない入れ歯を使い続けていると、ほかの歯を痛めたり歯ぐきが痩せたりする原因にもなりますので、すぐにご相談ください。
入れ歯には、自費でお作りするものから保険が適用できるものまで、さまざまな種類があります。
当院では、初めてお作りする方には保険の入れ歯をおすすめしています。安定性や快適さを心配される方もいらっしゃいますが、治療期間が短縮でき治療費の負担も軽減できます。当院の入れ歯は、噛み心地を重視した保険でもしっかり噛める入れ歯ですので、まずは慣れることから始めてみてはいかがでしょうか。
ワンランク上の入れ歯を求める方へ
いきなり自費の入れ歯をお作りしても、その良さを実感することは難しいと思います。保険の入れ歯を使い、噛み心地や安定感、審美性などに不具合を感じなければ、上質な入れ歯の良さは伝わりにくいでしょう。
ワンランク上の入れ歯に作り直すことはいつでもできます。今お使いの入れ歯を調整しながら、それでも満足できないときは、遠慮なくご相談ください。患者さまのご要望を伺いながら、しっかり噛み合うワンランク上の入れ歯をお作りします。
入れ歯には、使う材質などによって、保険適用のものと保険外(自費)のものがあります。この2つの大きな違いは、使用する素材の差です。
保険の入れ歯にはさまざまな制約があります。使用する材質が決まっているため、装着したときに違和感を訴える方も少なくありません。これに対して自費の入れ歯には制限がありません。チタンや金合金、シリコンなどの特殊樹脂など良質な素材が多く、美しさや噛み心地、装着感などにおいて、満足できる入れ歯に仕上げることができます。
当院では、保険適用の入れ歯から金属バネを使わないバルプラスト、安定性の高いインプラント義歯など、さまざまな入れ歯に対応しています。その中でも、軽くて目立たないバルプラストは、審美性・安定性・快適性に優れていますのでおすすめです。
患者さまのご希望やご予算、お口の中の状態を総合的に判断してご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
金属のバネがない入れ歯【バルプラスト】
バルプラストは、弾力性のあるナイロン素材を使用した入れ歯で、薄くて軽く、優れた安定性があります。装着時は歯と歯ぐきをしっかり押さえるので吸い付くような装着感があり、上あごに接する床部分を広く開けていますので違和感がほとんどありません。留め具はピンクの樹脂でできていますので目立ちにくく、ほかの歯に優しく、審美性・快適性・安定性に優れた入れ歯です。
<バルプラストの入れ歯3つの特徴>
その1 弾力性の高い材質により薄い仕上がりで、お口の中が快適です
その2 装着したときは入れ歯の色調が同化しているため、一目で区別ができません
その3 金属のバネがないので金属アレルギーの心配がありません
インプラントを応用した安定性の高い入れ歯【インプラント義歯】
あごの骨にインプラントを埋め込んで土台を作り、その上に入れ歯を装着する入れ歯です。非常に安定性が高い入れ歯です。しっかり固定されるので、ズレやガタつきがなく、装着時の痛みがほとんどありません。
磁石の力でズレない外れない入れ歯【マグネットデンチャー】
磁石の力を応用した入れ歯です。残っている歯と入れ歯に磁石を埋め、その磁力によって入れ歯を固定させます。金具で固定する入れ歯に比べると、ほかの歯を痛めることがありません。さらに磁石によって密着するので、ズレやガタつきがなく、安定した噛み心地が得られます。
はめ込み式で安定性に優れた部分入れ歯【コーヌスクローネ】
バネを一切使わず、入れ歯と歯がぴったりと合わさるように設計された、二重構造のはめ込み式の入れ歯です。歯と一体になっているので、入れ歯がぐらつかずにしっかりとした噛み心地を味わうことができます。また、取り外しができるので、食後の歯磨きが簡単にでき、残っている歯がむし歯になりにくい入れ歯です。
違和感が少なく噛み心地が抜群の入れ歯【金属床】
床部分にチタンや金合金を使った入れ歯で、強度に優れ、厚みが薄く違和感が少ない入れ歯です。なお、アレルギー体質の方は、金属アレルギーが出る可能性もありますので、事前に医師と御相談ください。
初めての方におすすめ【保険義歯】
保険が適用できるプラスチック素材を使った入れ歯です。初めての方には入れ歯に慣れていただくために、保険義歯をおすすめしています。

●冷たいものや熱いものが強くしみる
●歯が激しく痛む
●神経を取ったのに、噛んだときに歯が痛い
●歯の根元が腫れてきた
このような症状は、治療した歯の神経が壊死したために起きています。かなり深刻化しているため、通常の治療では歯を残せません。こうした重篤化した歯を残すための処置が根管治療です。根管治療は、重症化した歯を残すことができる、唯一の治療といえます。
根管治療は難易度が高く、処置の仕方が成功率を左右するともいわれています。特に汚れが残ったまま治療を終えると、細菌感染を起こしてさらに状態が悪くなります。成功率を高めるためには、汚れや細菌を確実に取り除き、根管内を無菌状態にしなければなりません。
当院は、根管治療の成功率を高めるために、スピーディで確実な治療を心がけています。初めて抜髄を施す歯の場合、初回の処置で確実に神経を取ります。そのまま薬を詰めて1回で治療を終了します。
歯の根の周りには歯根膜という神経の膜があります。人はその膜を介在させて咀しゃくし、食事をすることにより脳に刺激を送ります。言い換えれば、差し歯であっても自身の歯で噛む、食事をするということに大きな意味があります。当院では1本でも多くの歯を残すべく最善の処置を施します。
Q1.神経を取らなければならないと言われたのですが。
A1.根の中の神経には抵抗力があります。しかし、神経は狭い空間の中にあり、根の中の血管も少ないため、一度、炎症を起こすと壊死してしまうことがほとんどです。激しい痛みや神経に食い込んだ大きなむし歯があるとき、壊死した神経を残しておくと一時的に痛みが和らぐことがあります。しかしその状態が続くと、歯や根をダメにしてしまいますので、神経を取り除いて歯を保存します。
Q2.神経をとるときに歯を大きく削りますが、削る量を少なくすることはできないのですか?
A2.抜髄処置を施す場合、ほとんどのケースは見た目以上にむし歯が大きく広がっています。むし歯に感染している部分をすべて取り除き、残っている部分が噛み合わせたときに割れないように形を整えなければなりません。そのため、大きく削るようになりますが、歯を残すためには避けられない処置ですのでご理解ください。
Q3.根の内部を消毒する薬を詰めていると言われましたが、あごの骨や歯肉に影響はありませんか?
A3. 根管治療では、細菌を完全に死滅させなければ再発の恐れがあるため、根管の中に数種類の薬を入れて処置します。通常、指示どおりに通院して治療を受ければ問題ありません。
Q4. 根管治療期間中に、とても腫れてしまい心配です。
A4.根の中に残っている細菌の量が多いと、体の防御反応である免疫反応が働くため、歯が浮いた感じがしたり、歯肉が腫れたりします。1週間程度で自然に治りますが、強い腫れや痛みが伴うときは、必ず担当医に相談してください。
Q5.治療が終わったのに、噛んだときに痛みます。
A5.歯の内部の消毒が完了しても、患部周辺に歯を支える組織の神経が残っています。一時的に、治療した歯の周りの神経が過敏になり、痛みや違和感を覚えることがありますので心配ありません。かなり状態が悪い歯を治療した場合は、痛みが続くことがありますので、担当医に相談してください。

●歯を磨いたら、歯ぐきから血がにじんできた
●歯肉が赤く腫れている
●口臭がするといわれた
●歯に触るとぐらぐらする
こうした症状でお悩みの方はいませんか?もしかしたら、あなたも歯周病に感染しているかもしれません。
歯周病は、歯周病菌が引き起こす病気です。感染すると歯を支えている歯槽骨が溶かされ、やがて支えきれなくなると歯がぐらつき始めます。最後には歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。
歯周病の恐ろしさは初期症状がないこと。自覚症状が現れたときにはすでに手遅れになっていることも少なくありません。歯周病は早期発見することで進行を食い止めることができます。歯周病検査で正確な診断ができ、症状に合わせた適切な治療が受けられます。大切な歯を守るためにも、歯周病検査をおすすめしています。
現在、日本人成人の約80%が歯周病に罹患しているといわれています。テレビや雑誌、新聞などでは歯周病を取り上げ予防の大切さを訴えていますが、他人事のように感じている方も多いようです。歯周病はセルフケアとプロフェッショナルケアをきちんと行うことで予防できます。
当院では、予防に力を入れた歯周病治療に取り組んでいます。日本歯周病学会認定の歯科衛生士による高度な口腔ケアや歯ブラシ指導、徹底したクリーニングをとおして、患者さまの歯を歯周病から守ります。
たった1本の歯ブラシが、あなたの歯を守ります。80歳になっても20本の歯を残せるように一緒に頑張りましょう。
当院では、専門知識と高度な技術を持つ院長と歯科衛生士による、歯周病治療を行っています。当院/院長は、歯科医療の先進国、アメリカの大学病院に留学し、最先端の歯周病治療を習得してきました。予防を重視した治療と高度な歯周外科手術で、重度の歯周病を完治させています。
さらに、日本歯周病学会が認定する認定歯科衛生士による、歯周病の初期治療も行っています。重度の歯周病を担当し、高度な知識と技術、きめ細かなアドバイスと丁寧で的確な処置で歯肉の状態を改善します。
審美歯科治療は、見た目の美しさだけでなく、いかに長持ちできるかが求められます。特に、歯肉が腫れていると歯型がきれいに取れません。また、人工歯(詰め物や被せ物)を入れたときに隙間ができてしまい、そこから細菌に感染する恐れもあります。
当院では、長持ちさせる治療をするために、歯肉の状態が改善してから歯型を取ります。治療前に歯周病検査を行い、必要に応じて歯のクリーニングを行います。歯肉が安定してから歯型を取るので、人工歯を被せたときの隙間がなくなり、歯を長持ちさせることができます。
「歯周病で歯が抜けても、そのまま放置しておけばいい」こんなことを考えている方はいませんか?最近では、糖尿病・早産・未熟児・心臓病・脳卒中・肺炎など、さまざまな病気との関係が指摘されています。
特に高齢になると、心臓病や糖尿病などの全身疾患を抱えた方が多く、歯周病菌の悪影響が懸念されます。
<歯周病がもたらす全身疾患>
糖尿病
歯周病の細菌が血管内に進入してインスリンの生産に影響を及ぼし、これが原因で糖尿病を引き起こすことがあります。また、糖尿病で免疫力が低下すると歯周病になりやすいといわれ、また歯周病の重症化を招きます。
脳卒中
血液の中で、歯周病菌が作った血栓が血管を塞いでしまいます。それが脳卒中を引き起こす原因となります。
早産/低体重児出産
歯周病菌の毒素や炎症物質の濃度が妊婦さんの血液中で高まると、子宮筋が収縮して早産や低体重児出産を招く恐れがあります。
誤嚥(ごえん)性肺炎
唾液の中に口内細菌が混じり、気道から肺に入ることで起こる肺炎です。高齢者の死亡原因として多い病気です。
細菌性心内膜炎
歯周病菌は、時として心臓の中で炎症を引き起こします。これにかかってしまうと、心臓の筋肉が正常に機能しなくなり、激しい動悸が起こります。さらにその炎症が強くなってくると場合によっては心臓に穴を開けてしまい、心不全を引き起こしたりもします。
スケーリング
スケーリングとは、歯の表面の歯垢・歯石などを除去し、表面を滑らかにする治療方法です。歯石の表面はザラザラしているためプラークが付きやすく、付着したプラークが落ちにくくなります。歯石は一度取ってもしばらくすると再形成されるため、定期的に歯科医院で取ってもらう必要があります。歯石を取ることでプラークが付きにくい状態になり、歯周病を改善します。
歯周ポケット掻爬(そうは)術
ポケットの深さが4mm前後という、比較的軽い歯周病の場合に行われる手術です。麻酔をかけ、歯根に付着している歯石や汚染物質と一緒に患部の歯肉をスケーラーという器具で削り取ります。
新付着術(ENAP)
基本的にはポケット掻爬術と同一の術式です。ポケット掻爬術がスケーラーを用いて歯肉を削り取るのに対して、この手術は鋭利なメスを使用します。主に審美的に重要な前歯の軽い歯周病の場合に行う手術です。
歯肉切除術
基本的治療(スケーリング)が終了しても歯肉の腫れが引かない場合に行います。腫れあがっている歯肉を切って取り除き、縫合します。
フラップ手術(Fop)
歯周病がかなり進んでいる重度の場合に行う手術です。まず歯の周囲の歯肉を切開し、目で歯根がよく見える状態にします。こうすることによって、通常では見ることができない部分まで徹底的に歯石や汚染物質を除去することができます。すべての汚れを取り終わったあとに、元どおりに縫合します。
健康な歯周組織は歯ぐきの色が薄いピンク色で腫れがなく、歯周ポケットの深さは1~2mm程度の状態です。3~6か月に一度の定期検診で歯のクリーニングを受けて、お口の中を健康な状態に保つことができます。
歯肉炎
歯と歯ぐきの間にある溝に歯垢がたまると、歯ぐきに炎症が起き、溝が大きくなって歯周ポケットができます。3か月に一度の定期検診で受ける歯のクリーニングやPMTC、および家庭での歯ブラシで歯肉の状態を改善します。
軽度歯周炎
歯周炎が始まった状態です。歯周ポケットが3~4mm程度の深さになると、プラークや歯石が溜まって炎症がさらに広がり、歯ぐきの色が赤みを帯びてきます。また、歯を支える歯槽骨が溶け始めます。ご家庭での歯磨きでは治りきらない場合が多く、クリニックで歯のクリーニングや歯石を除去して改善させます。
中等度歯肉炎
炎症が進行し、歯周ポケットが4~6mm程度まで深くなっています。歯槽骨の吸収もさらに進み、歯を指で押すと動揺します。この段階になると歯ぐきの腫れや出血など自覚症状が現れます。歯磨きと歯石を除去して改善します。状態によっては歯周外科の対象となります。中程程度まで進行すると再発防止が重要ですので、定期的な歯のクリーニングは必須です。
重度歯肉炎
歯ぐきが腫れて、痛みもひどくなる状態です。この段階になると完治が困難な状態です。歯を保存できる状態であれば歯周外科手術や再生療法を行いますが、残念ながら抜歯となる場合もあります。

●奥歯の銀歯が気になるので、白くしたい
●前歯の隙間だけが気になる
●でこぼこしている前歯をキレイに揃えたい
歯の色や形など、見た目が気になる方はいませんか。こうした方に最適な治療が審美歯科治療です。審美歯科治療とは、口元の美しさと機能性を重視した治療です。審美性・耐久性に優れた素材を使い、天然歯のような健康的で自然な歯に仕上げることができます。
当院では、歯の色や形、顔立ちや口元全体を考慮した審美歯科治療を行っています。「オールセラミックス」「メタルボンド」「ラミネートベニア」などの素材を取り扱っておりますので、患者さまのご要望に合わせてご提案いたします。
いずれも審美性・耐久性に優れていますが、中でもオールセラミックスは、天然の歯と遜色のない自然な美しさとつやがあり、特に若い方に人気があります。
バランスを重視した自然で違和感のない色
審美歯科治療では、人工歯の色が白すぎたり大きすぎたり、あるいは小さすぎたりすると、口元全体のバランスが崩れてしまいます。それゆえに、色や形を決めるときは慎重にならざるを得ません。
当院では、バランスを重視していますので、全体の歯の色や形に合わせた人工歯をご提供しています。色を決めるときは、シェードガイド(色見本)と照らし合わせながら、より自然に見える色を選びますので、違和感がない美しさに仕上げることができます。
現在当院では、特別な状況を除き、すべてオールセラミックスで治療を行っています。
天然歯のような白さと美しさ【オールセラミックスクラウン】
セラミック(陶器)素材を使っています。天然歯のような自然な色合いと透明感が再現しやすい人工歯です。審美性に優れているので、天然歯と見分けがつかない仕上がりにすることが可能です。金属を一切使っていませんので、金属アレルギーをお持ちの方でも安心して使えます。
自然な白さと優れた強度【メタルボンド】
表に見える部分は白いセラミックスで、内側は金属でできている人工歯です。セラミックスを焼き付けていますので自然な美しさと白さがありますが、オールセラミックスの美しさにはやや劣ります。金属で裏打ちしていますので強度があり、前歯から奥歯までほぼすべての歯に使用できます。なお、金属アレルギーを起こす恐れがありますので、事前にご相談ください。
コストパフォーマンスに優れた【ハイブリットセラミックス】
セラミックスとプラスチックを混ぜ合わせて焼き固めた人工歯です。それぞれの特徴を併せ持ち、自然な色合いと透明感があります。なお、強い力が加わると、欠けたり割れたりする恐れがあるため、歯ぎしりが強い方や噛み合わせが不自然な方は、事前にご相談ください。
削らずに歯を美しく見せる【ラミネートベニア】
天然歯に近い色の板状の薄いセラミックスで、歯の表面を薄く削った上に貼り付けて使用します。大きなダメージを与えることなく、歯の色や形、詰め物の変色などを解消することができます。歯肉との境目や歯の色、透明度は天然歯に近く、より自然な仕上がりです。
リーズナブルに白い歯にする【コンポジットレジン】
白くて目立たない歯科用プラスチック素材です。前歯から奥歯まで幅広い治療が可能で、むし歯で削った歯や欠けた歯を補修したり、すきっ歯を整えたりとさまざまです。最近では、金属アレルギーを防いだり、審美面を改善したりするために、奥歯などの小さい銀歯を取り外してコンポジットレジンに詰め替えるケースも増えています。
ソフトな噛み心地【金合金】
天然歯に近い硬さがあり、特に噛み合わせたときに力がかかりやすい奥歯の治療に適しています。金の含有量が多いのでソフトな噛み心地があり、噛み合わせる相手の歯にも優しい素材です。
歯並びが気になり見た目を美しくしたい方が増えています。そんな方に最適な治療が矯正治療です。
当院では、軽度の不正歯列の方には、マウスピース矯正治療で歯並びの悩みを改善しています。矯正治療を受けることで歯を削らずに歯並びが美しくなり、歯がしっかり噛み合うようになるので、歯を長持ちさせることができるようになります。
マウスピース矯正は、マウスピース型の装置を使った矯正法で、ワイヤー矯正のような違和感や煩わしさがなく、透明なプラスチック素材を使用しているので、気づかれずに矯正治療ができます。歯並びが気になる方は、一度、ご相談ください。
※マウスピース矯正は、比較的軽度の方が対象となります。
<マウスピース装置のメリット>
・透明なので装着していても目立たない
・むし歯や歯周病になりにくい
・マウスピースの二次的利用ができる
・痛みが少ない
<マウスピース矯正のデメリット>
・きちんと装着しないと治療期間が左右される
・適応できない症例がある
これまで、歯のくすみや黄ばみは、歯の表面を薄く削って白くしていました。こうした治療に代わり、歯を削らずに白くする方法がホワイトニングです。
ホワイトニングとは、薬剤の力で歯を白くする治療法です。歯の表面にホワイトニング剤を塗布し、内部に浸透させて白くします。歯の内部から綺麗に白くなりますので処置後は、つやのある自然な白さと美しさになります。
ホワイトニングは、1回で効果が現れるものから、数週間かけて徐々に白くしていくものなど3種類あり、それぞれ特徴があります。なお、時間が経過すると後戻りしやすくなりますので、白さを保つには定期的に検診を受けることをおすすめいたします。
当院のホワイトニング【ホームホワイトニング】
ご自宅にいながらできるホワイトニングです。時間や場所を選びませんので、忙しくて通院できない方には適しています。
ホワイトニングジェルを入れたマウスピースを装着し、1日数時間、そのままの状態で過ごすだけで歯が白くなります。オフィス・ホワイトニングに比べると薬剤の濃度が薄く、刺激もほとんどありません。2週間程度で効果が得られますが、ゆるやかに薬が浸透していくので、使用期間を変えることで好みの白さに調整することができます。比較的、後戻りが少ないと言えるでしょう。
<ホームホワイトニングのメリット>
・お好きな場所と時間にできる
・好みの色に調整できる
・歯へのダメージが少ない
<ホームホワイトニングのデメリット>
・白くなるまでに時間がかかる
・歯がしみやすくなることがあるので治療中に注意が必要
ホワイトニングはどなたでも気軽に受けられる施術ですが、漂白効果のある薬剤を使用するため、使用方法によっては歯を痛める恐れがあります。その中でもホームホワイトニングは薬が緩やかに浸透していくので、ダメージが少ないホワイトニング法です。
当院では、薬剤から歯を守るために、指導・管理を徹底させたホワイトニング治療を行っています。
健康状態によってはホワイトニングが適応できない場合があります。むし歯や歯周病があると歯を痛めたり、妊娠中あるいは授乳中の方やアレルギー体質の方は体に悪影響を与えたりすることがあります。該当する方は、ホワイトニングを受ける前に必ず担当医師とご相談ください。
<ホワイトニングに適さない方>
●むし歯や歯周病がある
●妊娠中や授乳中の方
●アレルギー疾患をお持ちの方
ホワイトニングの効果が期待できないケース
先天性の歯の変色や人工歯など歯の状態によっては、ホワイトニング効果がほとんど期待できないことがあります。処置を受ける前に、担当歯科医師にご相談ください。
<ホワイトニングに適さない歯>
・生まれつき変色している歯
・被せ物・詰め物など人工の歯
・歯の神経を取った歯
・抗生物質の影響でグレー・茶色に変色している歯

歯が痛くなってから治療に来る方がいますが、その多くはむし歯がかなり進行しているため、歯を大きく削らなければなりません。そうなる前に、予防歯科で定期的にメンテナンスをすれば痛い思いをせずにすみます。
当院は、メンテナンスに力を入れた予防歯科に取り組んでいます。メンテナンスでは、歯磨き指導や歯のクリーニングなど、一人ひとりの患者さまに合わせた予防的な処置を行うことで、むし歯や歯周病になりにくい環境を整えます。当院の予防歯科で、むし歯や歯周病知らずになりましょう。
予防歯科とは
予防歯科とは、お口の中を健康な状態に保つことを目的とした予防的な処置のこと。定期的に受診することでお口の中の環境が整い、むし歯や歯周病の感染予防と早期発見・治療につながります。特に、歯質が弱い方や再治療を繰り返している方は、むし歯や歯周病の感染リスクが高いので、定期的にメンテナンスを受けることで、歯を長持ちさせることができます。
<メンテナンスを受けるメリット>
●お口の中の健康を保ち、むし歯・歯周病の予防、早期発見、治療ができる
●むし歯・歯周病の早期発見により、治療に伴う痛みや期間・費用を低減できる
●汚れを隅々まで落としていくので、お口の中がスッキリする
歯周病予防の基本は、毎日の歯磨き(セルフケア)と定期メンテナンス(プロフェッショナルケア)を受けて、お口の中の状態を健康に保つことです。歯周病がある方でも、セルフケアとプロフェッショナルケアで、安定した状態を保つことができます。しかし、口腔ケアを怠っているとどんどん悪くなり、歯肉の腫れや出血、歯のぐらつきなどの症状が現れます。特に重度の歯周病になるとなおさらで、最悪、抜歯にもなりかねません。
歯周病で歯を失わないためにも、メンテナンスが不可欠です。重度の歯周病でも最善の努力をいたしますので、大切な歯を守るために一緒に頑張りましょう。
セルフケアとは
ご自身で行う毎日の歯磨きです。食事のあとの汚れを歯ブラシで丁寧に落として、お口の中を清潔にします。歯磨きの予防効果は高く、たった1本の歯ブラシでも、しっかり磨けばお口の中のトラブルを防ぐことができます。
プロフェッショナルケアとは
歯科医院で行うメンテナンスのこと。歯科衛生士が専用器具を使い、歯磨きでは落とし切れない汚れ(プラーク)や歯垢などのバイオフィルムを取り除いて、お口の中の環境を整えます。
セルフケアと併せてプロフェッショナルケアを受ければ、お口の中をより快適で健康な状態に保つことができます。むし歯や歯周病の早期発見・早期治療にもつながりますので、定期的にプロフェッショナルケアを受けることをおすすめします。
※バイオフィルムとは
歯の表面に強固に張り付いている細菌の固まりの総称です。イメージとしては、台所やお風呂の排水口に付いているヌルヌルです。磨き残しが発生しやすい場所(歯と歯の間、歯と歯肉の境目、差し歯と歯のつなぎ目等)に付着して非常に取りづらいのが特徴です。
治療を終えた患者さまには、ハガキで定期検診のご案内をお送りしています。定期検診では、歯の汚れや歯石を取り除くスケーリング、本格的な歯のクリーニング「PMTC」など、さまざまな予防プログラムをご用意しています。
【歯磨き指導】歯磨きのコツが身につく
一人ひとりに合った歯磨き指導を行っています。歯ブラシの持ち方や動かし方を指導します。自分では気づかなかった磨きグセを知ることで、歯磨きのコツが身につきます。また歯科衛生士が歯ブラシ診断をしますので、普段お使いの歯ブラシもお持ちください。
【スケーリング】歯の汚れをきれいに取り除く
歯科衛生士が行う歯のクリーニングで、毎日の歯磨きでは落としきれない汚れを除去します。専用器具を使い、歯ぐきや歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)の内部に付着した歯垢や歯石を取り除く基本的治療です。歯肉を引き締め、むし歯や歯周病を予防します。なお、汚れの再付着を防ぐためにも、3か月に一度の定期的な受診をおすすめします。
【PMTC】プロが行う本格的な歯のクリーニング
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、歯科衛生士が行う本格的な歯のクリーニングです。シリコンゴム製の専用器具を使い、歯の表面、歯と歯の間に付着した汚れ(=バイオフィルム)を取り除き、仕上げにフッ素入りペーストを使って1本1本歯を磨きあげます。表面が滑らかになるのでプラークの再付着を防ぎ、むし歯や歯周病、口臭予防効果があります。
【エアフロー】ジェット噴流でガンコな汚れを一気に吹き飛ばす
ウォタースプレーで細かい粒子を吹き付けて、汚れを落とす処置です。従来のPMTCでは取り除くのが難しかった歯と歯の隙間、歯周ポケットの中、差し歯と歯のつなぎ目に付着した汚れ、タバコのヤニ・飲食物の着色汚れ(ステイン)まで落とせます。普段、歯ブラシがあたらないブリッジの下やインプラントの周りの汚れも、エアフローを使えば歯の表面が滑らかになり、スケーリングやPMTCでは得にくかった爽快感が得られます。
むし歯から歯をガードする【フッ素塗布】
フッ素には歯の再石灰化を促し、むし歯の進行を抑える効果があります。最近ではフッ素ジェルやフッ素洗口剤、あるいはフッ素入り歯磨き剤なども市販されています。その中でも最も予防効果に優れているのが、歯医者さんが使用するフッ素です。なお、フッ素の持続効果は3~4か月程度ですので、予防効果を持続させるためにも、定期的な塗布をおすすめします。

●通院する時間があまり取れないので、できるだけ短期間で治療を終えたい
●予定があるので、早く治療を終えてほしい
時間が取れなくて歯医者さんに行きたくても行けないという方はいませんか。むし歯をしっかり治すためにも、時間や期間をかける必要があります。とはいえ、時間がないからといってそのままにしていては、さらに悪化させるばかりです。
当院の治療の特徴はスピーディで確実な処置です。初回の治療で感染した部分を残さず削り取ります。スピーディかつ確実に処置しますので、治療後の再発率が少なく、歯を長持ちさせることができます。
当然のことですが、むし歯が軽ければ軽いほど、通院回数も少なくてすみます。それには、早期発見・早期治療が欠かせません。お忙しい方でも短期間で治療が終りますので、少しでも歯に異変を感じたら、早めに受診されることをおすすめします。
他院で治療した歯を再治療したとき、むし歯が残っていることがあります。恐らく抜髄処置を避けるためにあえて削らずに残しておいたのでしょう。しかし、再発したことを考えると、こうした治療が適切であったのかどうか疑問に感じます。
現在、日本で行われている歯科治療の多くは、治療した歯の再治療です。治療をしたとき、少しでもむし歯が残っていると、再発の恐れがあります。歯を長持ちさせるためにも、悪い部分をしっかり削り、再発を防ぐための処置を取るべきだと考えます。
悪い部分は徹底して取り除きます
当院では、患者さまに再治療をさせたくありません。治療したあとの再発を防ぐために、悪い部分は徹底して削り取ります。もちろん、残せるのであれば、できるだけ削らない方法を考えます。しかし、残しておくことで確実に悪化すると判断できるのであれば、しっかり削らなければなりません。
再発を防ぐことは、歯を長持ちさせることと同じです。そのためにも、当院では取るべきものは徹底して取り除きます。削るべき部分を取り残し、結果、再治療を招いてしまっては本末転倒です。
一旦手を止めて、患者さまの同意を求めます
歯を削っている途中に、むし歯が深く進行していることがわかり、大きく削らなければことがあります。そのようなときは、患者さまに状況を説明し、削ることについて同意を得た上で治療を進めます。また、むし歯が神経付近に達しているときも、まずは一旦手を止めて、患者さまに神経を取り除く処置が必要であることをきちんと説明し、了承を得た上で抜髄処置をします。
治療中は麻酔をかけていますので痛みはありませんが、何回も痛い思いをさせたくないという、院長の思いから、1回の治療でできる限りの処置をしています。
むし歯を取り除くとき、少しでも削り残しがあると、そこから細菌が広がり、再治療が必要となります。何回も再治療を繰り返していると残せる歯質が少なくなり、治療さえ困難な状況になります。さらに悪化すると、歯を失うことにもなり兼ねません。だからこそ、悪い部分をしっかり削って取り除くのです。
むし歯の状態によっては、かなり大きく削ることもありますが、歯を長持ちさせるためのやむを得ぬ処置ですので、ご理解ください。
歯を削る、削らないは、患者さまにとって大きな問題です。当院では、事前にむし歯の状態と歯を大きく削る理由を説明し、患者さまの承諾を得た上で治療を進めます。万が一、大きく削る必要が生じたときは、一旦手を止めて、患者さまの了承を得た上で処置を続けます。
どんな小さな処置でも、インフォームド・コンセントを順守し、患者さまの同意をいただきますので、不安なことがあれば、まずはご相談ください。
それでも削ってほしくないという方には
まれに、歯を削ってほしくないという方がいます。再発の可能性が高くなりますが、再治療になったときは抜髄処置が必要になることをきちんとお伝えします。その上で同意された場合は、できる限り歯を削らずないように努力いたします。
患者さまにとって一番の気がかりが、治療中の痛みではないでしょうか。当院では、麻酔注射を使った、できるだけ痛みに配慮した治療を行っています。
針を刺すときの痛みを軽減する表面麻酔の使用や、注入時の不快感を和らげる配慮、麻酔が苦手な方へのメンタル面での心配りなど、痛みを軽減する工夫に取り組んでいます。
当院の痛みに配慮した治療について
CO(シーオー:初期う蝕、要観察歯)
●症状
歯が溶け始めてむし歯が始まっていますが、まだ穴があいていたり、黒くなっていたりしない状態です。
●治療
フッ素入りの歯磨き剤を使用してきちんと歯を磨くことで、歯を再石灰化させることができます。
C1(エナメル質う蝕)
●症状
歯の表面を覆っているエナメル質がむし歯菌によって溶かされて、小さな穴があいた状態です。まだ象牙質に達していませんので、この段階での痛みはありません。
●治療
歯を必要最小限削り、保険適用の白い詰め物を入れます。
C2(象牙質う蝕)
●症状
むし歯がエナメル質の下にある象牙質にまで達した状態で、冷たいものや甘いものがしみることがあります。また、触れると痛みを感じるので、治療をするときに麻酔が必要です。
●治療
むし歯が小さい場合、保険適用の白い詰め物を入れれば、治療が終わります。むし歯が歯の奥深くまで広がっているときは、患部を大きく削り、詰め物を作って被せます。
C3(神経まで達したう蝕)
●症状
むし歯が歯の内側にあるエナメル質と象牙質を溶かして、神経まで達している状態です。激しい痛みを感じることが多く、神経が壊死してしまうと細菌が根の外で炎症を起こして膿が出たり、歯ぐきが大きく腫れたりします。
●治療
壊死した神経や膿を取り除くために、麻酔をして根管治療の処置をします。
C4(残根状態)
●症状
歯のほとんどがなくなり、根だけが残っている状態です。
●治療
この段階になると治療が難しいため、多くの場合抜歯が必要です。治療ができる歯質が残っている場合は根管治療で歯を保存します。

●根の治療をしているけど、何回も通わなければならない
●治療を始めてから随分通っているけど、なかなかよくならない
●根の治療を完治させるには、通院期間がかかると言われた
こうした、根の治療(根管治療)で不満をお持ちの方はいませんか。一般的に、根管治療は難易度が高く、完治させるまでに相当の時間がかかるといわれています。しかし、治療期間が長引けば長引くほど成功率が下がりますので、歯を長持ちさせるには、スピーディさが要求されます。
当院では、スピーディでかつ確実な根管治療を行っています。歯に対して初めて抜髄処置(神経を取る処置)を施す場合は、すべての歯に対して短期間で処置を終わらせます。最新機器を導入し、的確に使いこなしているため、処置時間が短く済みます。確かな技術を持つ院長だからこそできる、スピーディで確実な根管治療です。
根管治療で歯を残せる可能性が広がります。他院で抜歯しかないといわれて諦めている方は、一度、ご相談ください。
※既に根管治療を施した歯の再治療では、難しい処置になるため治療期間が長引く可能性があります。
根管治療は、重篤化した歯を保存するための治療
歯がひどく痛んだり腫れたりしたとき、治療をせずに放置していると、神経が壊死して根の先に膿が溜まったり、歯ぐきが腫れたりします。この状態になると、通常の治療では完治が難しく、場合によっては歯を抜かなければなりません。
こうした、最悪の状態の歯を残すための治療が根管治療です。言い換えれば、重篤化した歯の寿命を引き延ばすための最後の砦が、根管治療と言えます。
スピーディで確実な処置
根管治療の成功率を高めるには、スピーディさと確実さが要求されます。当院では初めて根管治療を施す場合、すべての歯に対して抜髄処置を1回で終わらせます。麻酔を施したあと、初回の治療で悪い部分をすべて削り取り、神経を取り除きます。スピーディで確実な処置が細菌感染リスクを軽減し、根管治療の成功率を高めます。
治療中の事故を防ぐためにラバーダムを使用
根管治療の成功率を下げる原因の1つに、細菌感染があります。お口の中に溜まった唾液に含まれる細菌による感染です。万全な体制で治療に臨みますので、通常は大きな心配はありません。しかし重度の場合、わずかな細菌でも感染する恐れがありますので、より慎重な対応が求められます。
当院では、感染リスクの高い患者さまには、状態に応じてラバーダムを使用することがあります。この使用により、重度の患者さまの治癒率が一層高まります
●ラバーダムとは
薄くて柔らかいゴム製の保護シートで、根管治療などを施すときに患部に装着し、汚れや細菌などによる感染を防ぎます。また、薬や汚れが混じった唾液を飲みこんだり、薬が舌などに付着したり、粘膜が傷ついたりするのを避けることができます。
根の炎症を抑えるレーザー治療
根の先に膿ができたときや抜髄処置を施したあと、CO2(炭酸レーザー)を患部に照射して細菌を殺菌・消毒します。CO2レーザーは、組織皮下層に直接作用して腫れや痛みを和らげる作用があり、治癒力を高めてくれるので、少ない治療回数で完治することができます。
●CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)
CO2レーザーは、通常のメスや電気メスに比べると、生体組織への侵襲が少ないので、患者さまへの負担が軽い治療ができます。
<CO2レーザーのメリット>
●組織皮下層へのダメージが少ない
●施術の時間短縮や患者さまのストレス軽減につながる
●消炎や鎮痛効果を麻酔なしで速効的に得られる
●妊娠中の方やアレルギー体質の方にも安心して治療ができる
<CO2レーザーでできる治療>
根管治療 / 歯周病の治療 / 切開手術 / むし歯の治療と予防 / 歯ぐきの黒ずみの除去 / 知覚過敏症・口内炎の治療 / 顎関節症によるアゴの痛み など

超高齢化時代を迎えた今、はつらつとしたお年寄りが増えています。元気なご高齢者の多くは、ご自身の歯で食事を楽しく味わっているようです。日頃から歯の健康に意識してメンテナンスをきちんと行っていれば、いつまでも歯を残すことができます。
メンテナンスで歯を守る
当院では、むし歯や歯周病で歯を失わないために、メンテナンスに力を入れています。メンテナンスでは、歯磨きでは落としきれないプラーク(歯垢)や歯石を丁寧に取り除き、歯肉を引き締めて、お口の中の環境を整えます。定期的にメンテナンスを受ければ、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療にもつながります。
80歳になっても歯が20本残っていれば、ご自身の歯で食事を楽しむことができます。定期的なメンテナンスで、健やかで幸せな毎日をお過ごしください。
厚生労働省が1989年(平成元年)から始めた「8020運動」。一生涯、自分の歯で食事できるように、80歳になっても20本の歯を残そうという運動です。6年ごとに「8020運動」の達成率を調査していますが、開始当初は7%程度(平均残歯本数4~5本)の達成率でしたが、2005年(平成17年)には平均38.3%(80歳を対象)まで伸びています。
この調査をもとに、厚生労働省では「10年後には、8020運動の達成率を50%まで引き上げる」意向を示しています。
治療したあとの状態を長持ちさせるために、当院では定期検診をおすすめしています。定期検診では、汚れを落とす歯のクリーニングや、本格的な歯のクリーニングであるPMTC、歯ブラシ指導などをとおして、お口の中を健康に保つための処置や指導をします。
お口の中を健康に保つには、3か月に一度の定期検診がおすすめです。歯周病の進み具合によっては、もう少し間隔が短くなることもありますが、患者さまの歯の状態やご都合に合わせながら決めますので、お気軽にご相談ください。
次回のご予約をお取りください
次回の定期検診までに期間があいてしまうと、予約を取り忘れてしまうことがあります。定期検診を終えたその日に、次のご予約をお取りすれば安心です。歯科衛生士がご予定を伺って日程を調整しますので、その場でお決めください。また、ハガキでのご案内も差し上げています。
むし歯や歯周病予防の一番の近道は、毎日の歯磨きです。隅々まで丁寧に磨くことで、お口の中の汚れをキレイに落とし、むし歯や歯周病になりにくい環境を整えてくれます。しかし、どんなにしっかり磨いたつもりでも、歯ブラシがうまくあたらなければキレイに汚れが落ちません。
定期検診では、磨き残しをなくすブラッシング指導を行っています。歯ブラシの当て方や動かし方を、鏡をお見せしながら指導しますので、歯磨きのコツが身につきます。
たった1本の歯ブラシがあなたの歯を救う
皆さまは、普段どんなタイプの歯ブラシをお使いですか?歯ブラシがあなたの歯や歯並びに合っていないと、磨き残しができてしまいます。歯科衛生士が適切なアドバイスをいたしますので、定期検診に来られるときは、お使いの歯ブラシをお持ちください。
まず、歯ブラシの毛の並び方や毛先などを見て、きちんと磨けるタイプかどうか判断します。もし、合っていない場合は、汚れを落としやすい歯ブラシをご紹介します。
デンタルフロスと歯間ブラシでパーフェクトに仕上げる
歯と歯の間に溜まった汚れは、歯ブラシだけでは取れません。歯間ブラシやデンタルフロスを使えば、パーフェクトに落とすことができます。歯磨きの仕上げに、デンタルフロスまたは歯間ブラシの使用をおすすめします。

むし歯ができたけど、治療中の痛みが心配で......。そんな理由から、歯医者さんに行くのを渋っていると、むし歯がどんどんひどくなってしまいます。最近では、痛みに配慮した治療が増えています。腫れや痛みがひどくなる前に、早めの治療をおすすめします。
当院では、治療中の不安を取り除くために、痛みに配慮した治療に取り組んでいます。痛みを嫌うのは、大人もお子さまも同じです。もし自分が患者さまの立場だったら、できるだけ痛くない治療をしてほしいと思います。痛みを抑える工夫など、安心できる治療を心がけていますので「むし歯かな?」と思ったら、できるだけ早めにご来院ください。
歯を削っているときの痛みが心配で、治療が終わるまでずっと緊張していた。そんな経験、あなたにもありませんか? 当院では、治療中の不安や緊張を取り除くために、麻酔注射を使った痛みに配慮した治療に取り組んでいます。
痛みが気になり緊張すると、全身の筋肉が固くなり、かえって痛みが強くなります。治療前に麻酔注射をしますので、痛みの恐怖を和らげることができます。痛みに配慮した治療を心がけていますので、安心して治療を受けてください。
麻酔注射の針を刺すとき、チクッとした痛みが走ります。この痛みを嫌がり麻酔注射を敬遠される方も少なくありません。当院では、麻酔注射の痛みを緩和する、さまざまな取り組みをしています。
【その1】表面麻酔で針を刺したときの痛みを抑える
麻酔注射を打つ前に「表面麻酔」を使用して、針を刺したときの痛みを和らげます。表面麻酔とはジェル状の麻酔薬のことで、直接患部に塗って痛みを感じにくくさせる方法です。表面麻酔を塗ると患部周辺の知覚が麻痺してきますので、針を刺したときの痛みが軽減されます。
【その2】ゆっくり丁寧に薬を注入する
麻酔の際には、患者さまの様子を見ながら圧力や速度を調整し、ゆっくり丁寧に薬を注入しますので、薬を入れるときの違和感が抑えられます。
【その3】温めた麻酔液で痛みを和らげる
薬を注入するときの違和感は、麻酔液の温度が関係しています。麻酔液が冷たかったり熱すぎたりすると、痛みや不快感が強くなります。最も違和感が少ない温度は、体温に近い温かさです。当院では温めた麻酔液を使用しますので、薬を注入するときの違和感や痛みがほとんどありません。
【その4】一声かけてから注射をする
麻酔注射をするときは「これから注射しますけど、ごめんなさいね」「チクッとするかもしれませんが、すみませんね」など、必ず一声かけてから注射をします。また、麻酔注射が苦手な方には、心の準備をしていただくために、あらかじめ次回の治療で麻酔が必要になることをお伝えします。精神的な不安や緊張を取り除くことも、痛みを少なくするための、大切な取り組みだと考えています。

歯科医院には、歯科医師・歯科衛生士・技工士など、さまざまな専門家がいます。治療において、これらの役割を担ったスタッフが連携することで、安全・安心・確実で患者さまが満足できる歯科治療が実現できます。
当院の特徴は、患者さまをチームで支える歯科治療です。治療を行う院長と口腔ケアを担当する歯科衛生士、人工歯を作る技工士がチームワーク体制を組み、患者さまの歯の健康をお守りします。
衛生士は口腔ケアのエキスパートです。丁寧な歯周病予防の指導と、きめ細かなメンテナンスを行いながら、大切な歯を歯周病からお守りします。
カウンセリングを担当
歯周病治療のカウンセリングは、歯科衛生士が担当しています。他院ではあまり見られないことですが、患者さまの不安感を少しでも和らげるために、責任を持って担当いたします。
衛生士によるカウンセリングはこちら
当院では院内技工所を併設し、保険適用の技工物を院内で製作しています。院内技工所のメリットは、院長の指示を口頭で説明することができるのでイメージが的確に伝わり、スピーディに仕上がります。また、色を決めるときに色見本だけでは判断が難しい場合は、技工士がチェアーサイドに行って確認します。患者さまの歯の色を直接見ますので、保険でも違和感が少ない色に仕上げることができます。
院長との巧みなキャッチボールで精度を高める
歯型を見たときに少しでも疑問に感じることがあれば、技工士は速やかに院長に確認します。何回も調整を重ね、模型がしっかり噛み合う状態にならなければ、製作に取りかかりません。仕上がりの完成度は非常に高く、装着したときの調整が少ないので、その精度の高さに多くの患者さまから驚きの声をいただいています。
ぴったり噛み合う状態に仕上げるコツは、歯型を作るときに削るべきところをしっかり削って正確に仕上げることです。削り残しがあると、技工士の作業が増えるだけでなく、補綴物の精度を高めることができません。
院長は、すべての治療で高倍率の拡大鏡(サージテル)を使用し、削り残しがないようにきちっと仕上げてから渡すように心がけています。
技工物を作るとき、保険外(自費)だからいいものができると思っている方はいませんか。確かに、保険外の補綴物は良質な素材を使用するので、審美性・適合性に優れています。一方の保険では、保険制度上の制約があるため患者さまのニーズに対応しきれないことも事実です。
とはいえ、保険だからといって必ずしも満足できないというわけではありません。型取りを正確に行い、綿密に仕上げていくことで、精度の高い補綴物に仕上げることができます。
当院には、確かな技術力を持つ院内技工士が在籍しています。保険・保険外を問わず、院長がすべての技工物に責任を持って管理しますので、満足していただけるものと思います。

●歯を残してほしかったのに、詳しい説明を受けずに歯を抜かれてしまった
●入れ歯にしたいのに、インプラントを強くすすめられた
●保険診療を希望しているのに、自費治療の説明ばかりする
こうした、求めている治療と違う提案を受けて、悩んでしまった経験はありませんか。
私たちは、お口の中の健康を維持するために、常に理想的な治療を考え、ハイレベルな治療を追求しています。そのため、治療方法を考えるときも、ドクターが理想とする治療を提案しがちですが、それが必ずしも患者さまに満足していただけるものとは限りません。治療で重要なことは、患者さまの要望を満たすことだと考えます。
患者さまがハッピーになれる治療
当院が理想とする歯科治療は、患者さまが幸せになれる治療です。インフォームド・コンセントを順守し、わかりやすく丁寧な説明を心がけ、患者さまが本当に納得される治療を目指しています。
治療を終えたあとも、日常生活をハッピーにお過ごしいただける診療を心がけていますので、治療へのご要望などがございましたら、お気軽にご相談ください。
お口の中の状態を説明するとき、口頭では的確に伝わらないことがあります。当院では、よりわかりやすくお伝えするために、iPadを使った視覚に訴える説明を行っています。
治療を始める前に撮影したレントゲン写真やお口の中の写真などのデータをiPadに取り込み、画面をお見せしながら説明します。また、解析ソフトを使って分析したシミュレーション結果もご覧いただけますので、より的確にイメージをお伝えすることができます。
iPadで歯周病予防の意識を高める
iPadを使った説明は、患者さまの予防意識を向上させるきっかけ作りにも役立っています。歯周病は自覚症状がない病気です。そのため、歯周病と診断されても実感がわかないという方も少なくありません。
iPadでお口の中の状態をお見せすると、歯や骨の後退具合がはっきりわかるので、多くの方が納得されます。また、現在歯周病治療を受けている方には、治療経過をグラフに表示してお見せしています。頑張った成果がはっきりわかりますので、モチベーションのアップにも役立っています。
現在、多くの歯科医院でインフォームド・コンセントを重視した診療を行っています。インフォームド・コンセントとは、医師による説明と患者さまの同意を意味しています。しかし多くの方が本来の意味とは少し違った捉え方をしているようです。
本来のインフォームド・コンセントとは、医師が説明した内容に対して、患者さまから同意をいただくことです。患者さまが正しく判断できなければ、同意していただくことができません。歯科医師の役割は、患者さまに判断材料となる適切な情報を正確にお伝えすることです。そのためにも、症状や治療方法についてわかりやすく説明することが大切だと考えています。決してドクター側が患者さま側に「する」ものではありません。
将来を予測した歯を守る提案
歯科医師は、症状からその先の変化を察知することができます。たとえば、今は軽度の歯周病でも、このまま放置しておくと歯ぐきの腫れや出血、歯の動揺などが起き、最悪、歯が抜け落ちてしまうことまで予測します。
インフォームド・コンセントでは、歯科医師が将来の起こり得る変化と、それを未然に防ぐための治療方法をわかりやすく説明し、患者さまに理解していただいた上で同意をいただきます。時には時間が必要な場合もありますが、すべての患者さまが納得した上で治療を受けていただきたいと考えています。詳しく丁寧に説明いたしますので、心配なことがありましたら遠慮せずにご相談ください。

歯周病のカウンセリングをドクターから受けるとき、歯を削ったときの痛みを思い出したり疑問や不安があったりしても、遠慮して相談ができなかった、という経験はありませんか。
当院では、前向きに治療に取り組んでいただくために、歯科衛生士による歯周病治療のカウンセリングを行っています。
カウンセリングでは、歯周病についての説明と、歯周病検査とその結果をもとに歯周病予防の指導をします。疑問に感じることがあれば、わかりやすく説明いたしますので、遠慮せずに質問してください。歯科衛生士が責任を持って指導しますので、歯周病完治を目指して一緒に頑張りましょう。
カウンセリングが終わったあとは、歯周病検査の結果やお口の中の状態をまとめたファイルをお渡ししています。ご自宅に持ち帰っていただけますので、お時間のあるときにゆっくりご覧ください。ファイルを見ていただくことで、カウンセリングの内容を振り返ることができ、予防の大切さを実感されると思います。今後の口腔ケアにお役立てください。
予防の重要さを知って予防意識を高める
患者さまの中には、歯周病の説明を聞いたり、メンテナンスを受けたりしたことがなかった、という方がいらっしゃいます。当院では、予防の重要さをお伝えするために、歯周病の説明とメンテナンスに力を入れています。歯科衛生士が歯周病についてわかりやすく説明し、口腔ケアの指導をいたします。歯磨きの仕方などで気になることがありましたら、何でもご相談ください。